住居確保給付金をご存じですか
緊急事態宣言が延長になり先行きの見えない不安が続いています。
弊社の管理物件でも先月今月とお家賃の一時的な減額などの相談が4件ほどありました。
当然状況や社会情勢を見て大家さんにお願いすることになるわけですが
とうぜん大家さんのほうも今回のコロナの件でダメージを受けているわけで
なかなか簡単にお返事が出せない場合もあるかと思います。
今利用問い合わせが急増している給付金に住居確保給付金があります。
いまいち申請の仕方や、その前に自分が該当しているかどうかも分かりにくかったりしてついつい二の足を踏んでしまいがちですが、ここは積極的に利用できるものは利用していった方が良いと思います。。
住居確保給付金って?
もともとは生活困窮者を自立支援するために国が作った制度ですが
この4月20日から新型コロナ感染対策で要件が大幅に緩和されたのが急増している理由です。
臨時休業や営業自粛などで大幅に収入が減った方も対象になる可能性があります。
高松市では単身世帯37,000円上限、2人世帯44,000円上限、3人~5人世帯48,000円上限で支給されます。
支給期間は3ヶ月間、支給は不動産媒介業者(家主含む)等へ代理納付です。
住居確保給付金の支給要件とは
支給要件です。
次の①~⑧のいずれにも該当する方が対象とのことです。
①離職等の日から2年以内、または休業等により離職等と同程度の状況にあること
②離職等の日に、主たる生計維持者であったこと
③公共職業安定所などに求職の申し込みをし、誠実かつ熱心に常用就職を目指した求職活動を行う事。←厚労労働省HPのQ&Aによると当面の間インターネットでの仮登録をもって正式な求職の申し込みとみなすこととしたとあります。
※厚生労働省のHPによると4/30からはハローワークへの求職申込が不要になったとのことです。
④離職等により経済的に困窮し、住居喪失又は住居喪失のおそれがある。
⑤申請日の属する月の、申請者及び申請者と同一の世帯に属する者の収入の合計額が
下記表(上)の金額以下である(収入には、公的給付を含む)
⑥申請日において、申請者及び申請者と生活を一つにしている同居の親族の預貯金の合計額が下記表(下)の金額以下である
⑦国及び途方自治体が実施する類似の給付等を、申請者及び申請者と同一世帯に属するものが受けていないこと
⑧申請者及び申請者と同一の世帯に属する者のいずれもが暴力団員でない
赤字のところが今回緩和された箇所になります。
ではいったいいくらもらえるの
ではいったいいくらもらえるのでしょう。
支給額の公式は
家賃上限額-(月の世帯の収入合計額-基準額)=住居確保給付金支給額
上記文章と公式は高松市の住居確保給付金の説明のほぼ丸写しです(;^_^A
なのでわかりにくい!
ご夫婦(2人)でアパートにご入居されているAさんの場合
収入がこのコロナの影響で13万円に下がってしまいました。
借りているアパートの賃料は50,000円です。
2人入居なので給付金はマックス支給で4.4万円です。
44,000円-(130,000円-123,000円)=37,000円
この場合は37,000円支給になりますので実際の賃料との差額13,000円はご自身で払わないといけません。
単身入居のBさんの場合
収入が同じくコロナの影響で13万円に下がってしまいました。
借りているアパートの賃料は50,000円です。
Bさんは単身入居なのでマックス支給で3.7万円です。
37,000円-(130,000円-81,000円)=▲12,000円
なんと!この場合はマイナスになるので給付金が出ない計算になります。
上の表の収入基準額という意味がわかりにくいですがどうやらそれを超えると給付金は支払われないようです。
また預貯金の合計額ですが通帳等の提出が必要になるとのことです。
ここでメインの口座を隠して残高の少ないダミーの口座を提出しても家計の動きを裏付ける追加の提出書類が必要になるようで手間が増えるだけで結局インチキはダメよってことですね(;^_^A
関係各所リンク↓
高松での問い合わせ先は
住居確保給付金についてさっくりとご説明しました。
各自治体によって取り扱いに差異があるかもしれませんので詳しくはお住まいの自治体までお問い合わせください。
高松市の場合は「自立相談センターたかまつ」になります。
(高松市番町2丁目1-1NTT番町ビル1階)
TEL:087-802-1081
この時期問い合わせが増えているようなのでいきなり訪問するよりは
お電話で来訪の予約をしてから出向くほうがロスが少ないと思います。
利用できるものは利用してみんなでこの困難を乗り切りましょう。

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その中で培ってきたさまざまな経験や知識を皆様のお部屋探しにお役立ていただければと思います。他社とは一味違った切り口で正に職人技と呼んでいただけるように日々精進しています。
大海に石を投げるようなお部屋探しの指針になれるように。そして楽しくお部屋探しができるように。
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